サザンカ

サザンカ(山茶花、茶梅、学名: Camellia sasanqua)は、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹。別名では、オキナワサザンカともよばれる[1]。童謡「たきび」の歌詞に登場することでもよく知られる。 神戸市の市の木にもなっている。漢字表記の山茶花は中国語でツバキ類一般を指す山茶に由来し、サザンカの名は山茶花の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれる。もとは「さんざか」と言ったが、音位転換した現在の読みが定着した。
花期は、秋の終わりから初冬にかけての寒い時期(10 - 12月)で、5枚の花弁の花を咲かせる。野生の自生種では花色は部分的に淡い桃色を交えた白色であるのに対し]、植栽される園芸品種の花の色は、赤色や白色やピンクなど様々である。花弁が1枚ごとに散るので、ツバキとは区別がつく。
花が咲いたあとに直径2 cm 程度の球形の果実がつく。果実の表面には短い毛が生えており、開花の翌年の秋に表皮が3つに裂けて、中から2 - 3個の黒褐色をした種子が出る。冬芽は葉の付け根につき、花芽や葉芽はツバキに似るが全体に小ぶりである。花芽は広楕円形で白い毛があり、夏頃に見られる。葉芽はやや平たい長卵形で毛がある。
【サザンカとは】
サザンカは冬の代表的な花木だが品種が多く、11月から3月にかけて甘い香りのある花が咲く。上手に管理すれば花で覆われた垣根を作ることができため、古くから人気が高い。葉の色や形は品種によって微妙に異なる。
・紅花のイメージが強いものの、白または薄いピンクの花が原種となっている。
・花の終わりにツバキが花ごと落ちるのに対して、サザンカは花びら単位で落ちる。ツバキに比べればやや寒さに弱いものの、根付いてしまえば耐寒性はある。一般的にはサザンカの方がツバキよりも先に咲く。
 サザンカは垣根として植えられるが密集しているため巨木とならない。単独で植えられ百年二百年すれば巨木になることもある。西芳寺は垣根も時がたっているが大きくならない。しかし寺の木が単独で植えられているため、巨木になったとのことである。
ちなみに寺の木は樹齢600年とのことである。住職さんの説明による。
神戸市の奥須磨公園には多くのサザンカがきれいにさいている。

さざんかの名所  
兵庫県 丹波篠山市今田町今田新田82西芳寺
兵庫県 神戸市須磨区多井畑小松ケ内奥須磨公園