2. 伝統技法で作られた屋根の「紫宸殿(ししんでん)」白壁に丹塗りの柱が鮮やかな回廊に囲まれた紫宸殿(ししんでん)は、即位式などの重要な儀式が行われていた、最も格式の高い殿舎です。紫宸殿の屋根には、ヒノキの皮を少しずつずらしながら竹釘で固定し、何層にも重ねた檜皮葺(ひわたぶき)という伝統的な技法が使われています。
高床式宮殿建築と呼ばれるこの建物の中には、天皇が座る「高御座(たかみくら)」と、皇后が座る「御帳台(みちょうだい)」が置かれています。紫宸殿の前には白砂が敷き詰められた南庭(だんてい)が広がり、紫宸殿に向かって左側に「右近の橘」、右側に「左近の桜」が植えられています。