あびき湿原

網引湿原は加西市網引町にある滲水湿原【しんすいしつげん】である。3箇所の湿原井別れ、それらの合計面積は2,700平方メートルとなる。
湿原は、谷地形に堆積した土砂によって形成され、湧水によって涵養【かんよう】されている。湿原周辺は、市の野生動物保護区に指定され、湿原の環境が守られている。
湿原の植物群落は、イヌノハナヒゲ群集、ヌマガヤ群落の2群落に大きく分かれ、サギソウやムラサキミミカグサ等の希少植物が確認されている。また、湿原代表昆虫であるヒメヒカゲ、ハッチョウトンボ、ヒメタイコウチが揃って生息する。「兵庫県レッドデータブック2011(生態系)」において都道府県的価値のあるBランクとして指定される。このように、網引湿原は県内において希少な植物が保全されている湿原であり、その周辺環境も含めた中に多様な生態系が保護されている。このような環境が残された地域は学術上貴重であり、それを維持させていく取組みが官民で積極的に行われている重要な地域である。よって、集水域を含む網引湿原周辺一帯を天然記念物に指定し保護を図るものである。→加西市のホームページによる
2018年6月19日に現地へ行ったときの記録です。

こんなトンボが

付近にはこんな古墳もある


ヒメカンアオイ


ショウジョウバカマ


カキラン


上のショウジョウバカマの
花が咲くとこのようになる
→花の図鑑より