更新:2020年1月21日
高山植物について
かって地球上に4回にわたる氷河期(100万年前から1万年前)が訪れ、寒冷気の植物は各地で南下し繁殖しました。しかし、気候が温暖になってくると南方からの植物が再び北へ追いやられました。この時一部の植物は北上せず、高山に移動し、寒冷な高山帯で生き残りました。これが今日の高山植物となったのです。気候条件が激変する高山は強風で紫外線も強いうえ水分や養分も乏しく、植物の生育環境としてはとても厳しい場所です。しかし高山植物は、環境に適応した形態や機能を持ち、その花も短い生育期間のために開花時期がほぼ一致し、一斉に花を咲かせます。いわゆる「お花畑」です。
現地の看板より
六甲高山植物園東入口 | ニッコウキスゲ | |
エーデルワイス | チングルマ | |
ヒメヤツキソウ | 青いケシ | |
タカネナデシコ | イブキトラノオ | |
オオナルコユリ | コマクサ |
2012年4月12日撮影
ザゼンソウ 右手前はワサビ 仏像の光背に似た花弁の重なり僧侶が座禅を組む姿に見えることが、名前の由来とされる。また花を達磨大師の座禅する姿に見立てて、達磨草(ダルマソウ)とも呼ぶ。冷帯及び温帯山岳地の湿地に生育し、開花期は1月下旬から3月中旬。開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期に数の少ない昆虫を独占し、受粉の確立を上げている。開花後に大型の葉を成長させる。 |
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福寿草;キンポウゲ科の多年草 元日草(がんじつそう)朔日草(ついたちそう)とも呼ばれる。毒草;花ことばは幸福;長寿 |
バイカオウレン(梅花黄連)キンポウゲ科 | |
キクザイチゲ(菊咲一華) キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草キクザキ イチリンソウ(菊咲一輪草)とも呼ばれる キクに似た花を一輪つけるからこの名がついた。 |
キクザキイチゲ(白い花) | |
オオミスミソウ(大三角草) キンポウゲ科ミスミソウ属:多年草:雪割草の1種 葉が尖っているのでこの名があるといわれている |
ユキワリイチゲ 「雪割」は雪解けと同時に姿を表して花を咲かせることを意味するそうです。必ずしも実績とは一致しませんが 何となくロマンチック響きのある名前ですね |
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2016年3月27日に春の花を見に現地へいった。
今年は3月19日にオープン予定であるが、2月27日に特別開園があったので参加した。このイベントは3月6日にもある。例年この特別開園は大勢の人が参加するとのこと。本年も駐車場は満杯であった。節分草などはこの時期が一番よいとのことである。座禅草はまだはやい。