浄蓮の滝


 浄蓮(じょうれん)の滝は伊豆最大級の名瀑で、玄武岩の岩肌を幅7m高さ25mに渡り流れ落 ち、「日本の滝100選」にもその名を列ねています。 かつて、昭和の天皇陛下も来られた際に、ご歎賞されたとのことです。 また、滝には女郎蜘蛛伝説が残り、滝の周囲に生い茂る昔ながらの原生林が醸し 出す静寂な雰囲気の中、激しい音を立てて流れ落ちる姿はとても迫力があり、こ の滝をよりいっそう神秘的にしています。 滝への道は明治末期に開かれ、昔は人も近づかぬ神秘的な場所であったといわれ ています。周辺は夏でも涼しく、滝の周りや滝壺の岩肌には、県指定天然記念物 のジョウレンシダ(別名ハイコモチシダ)が群生しています。
 滝は狩野川の上流部、天城山の北西麓を流れる本谷川にあり、1万7000年前に伊豆東部火山群の鉢窪山スコリア丘が噴火した際に流出[2]した玄武岩溶岩流を流れ落ちる直瀑である。落差は25m[1]、幅は7mで岩盤には柱状節理が見られる。滝壺の深さは15mある[1]。
かつて滝の左岸付近に「浄蓮寺」という寺院があったことから「浄蓮の滝」という名称がついたと伝わる[1]。
周囲には日本では伊豆半島と熊本県にのみ自生が確認されている「ハイコモチシダ(ジョウレンシダとも)」の群生地があり、静岡県指定の天然記念物にもなっている[3]。
明治時代に篤志家が滝に降りる道を開くまでは、断崖と峡谷に阻まれ、人が容易には近づけない神秘的な滝とされていた[1]。
無料の駐車場が完備されており、傍らには土産物店が並ぶ。滝は駐車場から谷をかなり降りたところにあり、足腰の弱い高齢者には厳しい面がある。滝壺の近くにも土産物店が並ぶ。また、沢に沿ってワサビ田が広がる光景が見られるが関係者以外立入り禁止となっている。
滝の脇には、演歌歌手・石川さゆりのヒット曲である『天城越え』の歌碑がある(『天城越え』の歌詞に浄蓮の滝が登場するため)。
私は2015/8/14に行きました。そのとき静岡県指定の天然記記念物としてハイコモチシダ(別名ジョウレンシダ)がありました。
これは国外では中国南部・台湾からヒマラヤにかけて分布しますが、国内では九州南部と伊豆半島に分布するのみです。このシダは1917年に国内で初めて当地浄蓮の滝で群落が発見されたため、別名をジョウレンシダといいます。浄蓮の滝の両側玄武岩の断崖及びその近くの群生して見えるのがハイコモシダです。その特徴は胞子で増える以外に、葉の先端近くの中軸の裏側に米粒大から指頭大の褐色の鱗片に覆われた不定芽(無性芽)1個から3個生じ、これが地面に接すると鮮紅色の新芽を生じ、新しい個体となる珍種です。→現地看板より


 
 

浄蓮の滝

浄蓮の滝

わさび畑

伊豆の踊子の像



2023年1月7日に浄蓮の滝へいきました。それのビデオです。




浄蓮の滝  柱状節理が見られる    


わさび田

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