鹿児島県(かごしまけん)は、九州地方南部に位置する日本の行政区画及び地方公共団体。九州島の南側には離島(薩南諸島)が点在する[1]。九州島の部分は県本土と表現され、2つの半島(薩摩半島・大隅半島)を有する。県庁所在地及び最大の都市は鹿児島市。
世界遺産の屋久島や種子島宇宙センター、霧島山、桜島などがあり、自然・文化・観光・産業などの面において、豊富な資源を有している。 主に本土と呼ばれる九州島の部分(薩摩・大隅地方)と離島と呼ばれる薩南諸島(種子島・屋久島地方と奄美地方)に分かれる。天気予報の予報区分では鹿児島地方気象台が薩摩・大隅・種子島・屋久島地方、名瀬測候所が奄美地方、に分かれている。
本土は、霧島山を除けば大部分はシラス台地の地質からなっており、水はけがよく非常に脆い。また、低地や平野が極端に少ないために、県内のほとんどの市町は周囲が山に囲まれている。それ故に各市町は本土の各地に点々と散らばっている。
島数は605個あり、薩南諸島は種子島、屋久島を含む大隅諸島、トカラ列島、奄美群島からなる。最北端は獅子島、最南端は与論島で、また有人島最大は奄美大島、有人島最小は新島である。
南北の距離は600km、海岸線は2,722kmに及ぶ。本土・島嶼部を合わせた県域全体の面積は 9,187 km2 であり、全国の都道府県中10位、西日本では最大[2]。
古くから活火山として知られる桜島をはじめ、噴火活動の頻度の高い火山が多くある。温泉の数も多く、泉源数は約2,730で、大分県に次いで全国2位で、県内の入浴施設のほとんどが温泉である。