大分県(おおいたけん)は、日本の九州地方東部に位置する県である。県庁所在地及び最大の都市は大分市。
全国的に知名度が高い別府温泉や、由布院温泉をはじめとする多くの温泉を有し、源泉数(4,538ヶ所)、湧出量(291,340L/分)ともに日本一であり[6]、「日本一のおんせん県おおいた」をキャッチフレーズに温泉をアピールしている[7]。 山地の占める割合が大きく、西部には九重連山、南部には祖母山・傾山がそびえる。このうち九重連山の中岳は九州本土の最高峰である。平野部は北部の中津平野、中部の大分平野、南部の佐伯平野など限られた地域に分布している[8]。海岸部は、北部から西部で瀬戸内海(西部は周防灘(豊前海)と呼ばれる。)に面する。中部では豊後水道を挟んで四国地方に接しており、その最狭部の豊予海峡の幅は10kmほどである。南部の日豊海岸にはリアス式海岸が発達しており、日豊海岸国定公園に指定された景観が楽しめる。
江戸時代に編纂された『豊後国志』1803年)は最初の総合的地誌として名高い。