静岡県の代表的湧水

徳川家康公は、竹千代と名乗った少年時代、大在家の近くにある臨済寺で過ごしました。
大在家の名水「竹千代の水」は、安東自噴帯の中にあり、所在地に湧いていたものを、家康公駿府入場四百年を記念し、地主の方が整備され「竹千代の水」と命名されたそうです。

現地の看板によれば「竹千代の水」の由来とは
 今の静岡(駿府)が海だった頃に、急流の安倍川は南流していました。約2万年ほど前から特に江戸時代の宝永4年の大地震、洪水によって大谷崩などの土石流がひどく、長年にかけて沖積扇状地の静岡平野が作られてきました。安倍川の地下水(伏流水)が、今も浅間神社や駿府城跡、巴川、駿河湾方面に流れています。特に大岩付近は低いので、安倍川の地下水がサイホンのようにとりとめなく湧き出している珍しい自噴(噴水)です。
 天下を取った徳川家康は、人質(竹千代)のころに近く臨済寺で雲斎和尚からよく学び、この自噴も飲んだことでしょう。全国的においしい名水といわれ、「竹千代の水」と名付けられました。  静岡歴史民族研究会会長 望月茂
                 
2023年1月9日静岡駅からバスで現地へ行ってきました。この場所は静岡駅からそんなに遠くはないですが、バスの本数も少なくおまけにそのバス停も駅前から少し離れたところにありました。

竹千代の水

竹千代の水 付近の様子