更新:2020年1月28日
御室仁和寺

仁和寺(にんなじ)は、京都市右京区御室大内にある真言宗御室派の総本山の寺院。山号は大内山。本尊は阿弥陀如来。開基(創立者)は宇多天皇。「古都京都の文化財」の構成資産として、世界遺産に登録されている。
皇室とゆかりの深い寺(門跡寺院)で、出家後の宇多法皇が住んでいたことから、「御室御所」(おむろごしょ)と称された。明治維新以降は、仁和寺の門跡に皇族が就かなくなったこともあり、「旧御室御所」と称するようになった。
御室は桜の名所としても知られ、春の桜と秋の紅葉の時期は多くの参拝者でにぎわう。『徒然草』に登場する「仁和寺にある法師」の話は著名である。当寺はまた、宇多天皇を流祖とする華道「御室流」の家元でもある。
普段は境内への入場は無料であり、本坊御殿・霊宝館の拝観のみ有料となる。ただし、御室桜の開花時(4月)に「さくらまつり」が行われ、その期間は、境内への入場にも拝観料が必要となる。
宿坊で宿泊客を受け入れている。御室会館のほか、「松林庵」(しょうりんあん)を改修して高級宿坊としている。
仁和寺の桜には特に「御室桜(おむろざくら)」の名が付いており、境内の一部にある桜林は国の名勝に指定されている。

江戸時代から名高く、貞享元年(1684年)の『雍州府志』には「今御室清水為一双」、享保3年(1718年)の貝原益軒の『京城勝覧』には「春は此御境内の奥に八重ざくら多し。洛中洛外にて第一とす」と絶賛されていた。

約200本あり、八重咲き。樹高が低いのは、この地の岩盤が固く、深く根を張れないためという。「花(鼻)が低い」ということから「お多福桜」ともいう。このことから京都では、背が低くて鼻が低い女性のことを「御室の桜のような」と評することがあるという。満開は例年4月20日過ぎと遅く、桜の名所の多い京都で季節の最後を飾る。御室桜は日本さくら名所100選に選定されている。
仁和寺公式ホームページ

仁和寺(にんなじ)は平安時代の創建。
皇室とゆかりの深い「門跡寺院」の先駆けで、最高位の門跡寺院にふさわしい王朝文化を感じさせるお寺です。
開基の第59代 宇多天皇は、現存する最古の天皇の日記「寛平御記」のツンデレな猫日記が再注目され愛猫家としても有名^^ 醍醐天皇に譲位後、仁和寺で出家し第一世となりました。出家した上皇を「法皇」と称した初例でもあります。

宇多天皇と仁和寺の歩みや、見どころをご紹介します。ちなみに現在の伽藍は江戸時代の再建です。

御室仁和寺の境内図

金堂

御影堂

五重塔

拝殿
      

御室桜




又仁和寺の裏山には四国88カ所の模擬お堂があります。