善光寺(ぜんこうじ)は、長野県長野市元善町にある無宗派の単立仏教寺院。住職は「大勧進貫主」と「大本願上人」の両名が務める。本尊は日本最古と伝わる一光三尊阿弥陀如来で、絶対秘仏である[2](開帳は前立本尊で行う[3])
山号は「定額山」(じょうがくさん)で、山内にある天台宗の「大勧進」と25院、浄土宗の「大本願」と14坊によって護持・運営されている。「大勧進」の住職は「貫主」(かんす)と呼ばれ、天台宗の名刹から推挙された僧侶が務めている。「大本願」は、大寺院としては珍しい尼寺である。住職は「善光寺上人」(しょうにん)と呼ばれ、門跡寺院ではないが代々公家出身者から住職を迎えている(浄土宗では大本山善光寺大本願の法主)。令和4年(2022年)時点の「善光寺上人」(「大本願上人」)は鷹司家出身の121世鷹司誓玉である。
古えより、「四門四額」(しもんしがく)と称して、東門を「定額山善光寺」、南門を「南命山無量寿寺」(なんみょうさんむりょうじゅじ)、北門を「北空山雲上寺」(ほくくうさんうんじょうじ)、西門を「不捨山浄土寺」(ふしゃさんじょうどじ)と称する。
特徴として、日本において仏教が諸宗派に分かれる以前からの寺院であることから、宗派の別なく宿願が可能な霊場と位置づけられている。また女人禁制があった旧来の仏教の中では稀な女性の救済[4] が挙げられる。

三国渡来の絶対秘仏の霊像と伝承される丈一尺五寸の本尊・一光三尊阿弥陀如来像が本堂「瑠璃壇」厨子内に安置されている[5]。その姿は寺の住職ですら目にすることはできないとされ、朝の勤行や正午に行なわれる法要などの限られた時間に金色に彩られた瑠璃壇の戸張が上がり、瑠璃壇と厨子までを拝することが通例とされる。数えで七年に一度の御開帳には、金銅阿弥陀如来及両脇侍立像(前立本尊)が絶対秘仏の本尊の分身として公開される。

また、日本百観音(西国三十三所、坂東三十三観音、秩父三十四箇所)の番外札所となっており、その結願寺の秩父三十四箇所の三十四番水潜寺で、「結願したら、長野の善光寺に参る」といわれている

善光寺のご本尊が安置されている瑠璃檀と三卿の間の床下に部屋があり、その部屋をロの字型にめぐる暗黒の回廊がある。この回廊をめぐるのが、善光寺のお戒壇めぐりです。

善光寺と元善光寺の違い

善光公から名をとった善光寺は、皇極天皇元年に勅命によってその名を受けた寺ですが、長野市にある善光寺に還座されたご本尊はもとは 坐光寺にあったため、その名が現在の元善光寺 となりました。 元善光寺からは、 街の様子が一望できます。 遠くまで見渡すことができるため、とても気持ちの良い長めですので、ぜひカメラを構えてみてください。 元善光寺では7年に一度「元善光寺御開帳」があります。 それに合わせて貴重なお守りを手に入れることができます。 欲しいという方は事前に調べておきましょう。 昔からの言い伝えで「一度詣れよ元善光寺 善光寺だけでは片詣り」と言うものがあります。 長野市の善光寺と飯田市の元善光寺を両方お詣りすると十分なご利益もいただけるようです。
私は2019年8月19日に現地へ行きました。

善光寺境内図



本堂

山門→ここ登れます

牛に引かれて善光寺参り

三重塔

善光寺の外の様子

善光寺の外の様子