山梨県

南に富士山、西に赤石山脈(南アルプス)、北に八ヶ岳、東に奥秩父山地など、標高2,000 m〜3,000mを超す山々に囲まれる。島国の日本において、海に全く面しない数少ない内陸県である。山梨県の面積は全国32位であるが、その8割を山岳地が占めるため可住地面積は全国45位である。
周辺地域とは、往来が比較的容易で交通路も整備されている東京都(島嶼部を除く)、神奈川県津久井地区、長野県中・南信地方、静岡県大井川以東の三方との交流が、古くから盛んである。又、埼玉県秩父地方との境は奥秩父山塊に隔てられているが、1998年(平成10年)の国道140号雁坂トンネル開通により、山岳部の踏破だけでなく自動車やバスでの直接往来が可能となった。
ところで、山梨県の甲府盆地は過去、地方病 日本住血吸虫の山梨県の呼称
で悩ませてきた。現在果樹が盛んなのは日本住血吸血虫が宮入貝を中間宿主としてそこで育った虫が水田にはいったヒトやネズミなどに皮膚から直接はいり、それらを苦しめてきた。その原因がわからなかったので長い間苦しんできた。水田をやめて果樹に転向したのもそのためである。1996年に住血吸虫終息宣言を山梨県はだして終結している。しかし、世界的には、中華人民共和国、フィリピン、インドネシアについては終息はしていない。








昇仙峡

サントリー白州蒸溜所

尾白川渓谷

 青木ヶ原樹海