更新:2015年12月21日



慈眼寺(じげんじ)
この寺は孝徳天皇の時代、大化4年(648)の創建と伝えられているから飛鳥時代の古い寺伝をもつ。赤松規村(円心)が再建した格式の高い寺である。それゆえに江戸幕府をつくった徳川家康のご朱印地となって、寺領36石の中本山格となった。境内には紅葉が美しく「もみじの寺」として参詣者が多い。境内に秀吉が加古川市東神吉の旧佐伯寺から持ち帰った鐘があり、寺の裏山の一本松に吊るして陣鐘として使用させたとの伝承がある。今では県の重要文化材に指定されている。
また、境内の奥に鼠小僧次郎吉の墓があって面白い。明治の初めにこの寺の住職が東京の諸宗山回向院(えこういん)から分骨したものであるが、観光の寺として参詣が絶えないのである。                                                                慈眼寺のパンフレットによる
三木市久留美1722番地 曹洞宗の寺院である。