メイン

更新:2015年10月13日

養老の滝


 養老の滝は、岐阜県養老郡養老町に岐阜県により設置された養老公園内にある落差32m、幅4mの滝。揖斐関ヶ原養老国定公園に属する
 養老の滝は、「日本滝百選」並びに環境省の「名水100選」に選ばれている名瀑、名水です。
また、水がお酒になったとき親孝行の「養老孝子伝説など故事来歴のある優れた霊水です。
奈良時代、元正天皇は「万病を癒す薬の水」との報告を受けられ、美濃の国多度山の美泉に行幸されました。
史書「続日本書紀」に記述されている元正天皇のお言葉があります。
「自分で手や顔を洗ったら、皮膚はつるつると綺麗になり、痛むところも治った。またこの水を飲み入浴した人は、白髪も黒くなり、はげた髪も新しく生え、見えにくくなった目も明るくなった。目出度いことです。この水は、真に老を養う若返りの水です。
元正天皇は、醴泉は、美泉なり。以て老を養うべし。蓋し水の精なればなり。天下に大赦して霊亀、三年を改め、養老元年と為すべし」と詔なさって、西暦717に年号を養老と改められました。
名水百選「養老の滝・菊水泉」の「菊水泉」、滝から約500m下の養老神社内にあります。
今では滝と泉が上と下に分かれていますが、もともとは滝の瀬として一つの流れでした。養老山から流れ出る水は、石灰岩層を浸透してきたもので炭酸やミネラルを含みさわやかで甘美な水です。元正天皇がお言葉された「長寿、若返り、健康」の霊水でもあります。
現地の看板より


 



2015年10月12日撮影
 
 養老の滝 養老の滝 
   
 滝上の駐車場から養老の山々を眺む 養老の滝