2020年10月7日更新

ススキ(芒、薄、Miscanthus sinensis)とは、イネ科ススキ属の植物。尾花ともいい秋の七草の一つ。また茅(かや。「萱」とも書く)と呼ばれる有用植物の主要な一種。 野原に生息し、ごく普通に見られる多年生草本である。高さは1から2m。地下には短いがしっかりした地下茎がある。そこから多数の花茎を立てる。葉は細長く、根出葉と稈からの葉が多数つく。また、ケイ酸を多く含むため堅く、縁は鋭い鉤状になっているため、皮膚が傷つくことがある。夏から秋にかけて茎の先端に長さ20から30cm程度の十数本に分かれた花穂をつける。花穂は赤っぽい色をしているが、種子(正しくは穎果・えいか)には白い毛が生えて、穂全体が白っぽくなる。種子は風によって飛ぶことができる。花穂はオギ(荻)に似ているがススキは株立ちになっており区別できる[1]。
日本には全国に分布し、日当たりの良い山野に生息している。

ススキの名所 場所 備考
砥峰高原(とのみねこうげん) 兵庫県神崎郡
曽爾高原(そにこうげん) 奈良県宇陀市
生石高原(おいしこうげん) 和歌山県海草郡、有田郡
岩湧山  大阪府河内長野市   
国営木曽三川公園  愛知県   
 桜草公園 埼玉県   
仙石原高原  神奈川県箱根町