セツブンソウ(節分草、学名:Eranthis pinnatifida)は、キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草。漢名には菟葵・莃が当てられるが、中国語では別の植物を指す[7][8]
地下に球状で径0.8-1.5cmの暗褐色をした塊茎があり、下からひげ根を出す。茎は高さ10-30cmになり、その上方に2個の茎葉が無柄で輪生する。茎葉は長さ2-2.5cm、幅3-5.5cmになり、深く羽状に切れ込み、裂片は広線形となる。根出葉は単生し、葉柄は長さ7-15cm、五角状円形で長さ幅ともに1-5cmになり、3全裂し、さらに羽状に欠刻する。
花期は2-4月。花は茎先に単生し、白色で径2-2.5cmになる。花柄は茎葉から出て長さ0.5-1cmになり、細かい絨毛がある。花弁に見えるのは花弁状の萼片で、ふつう5個あり、広楕円形で長さ1-1.5cm、幅1.5-0.8cmで先端はとがる。花弁は5-10個あり、先端は2裂し、黄色から橙黄色の蜜腺になる。雄蕊は多数あり葯は淡紫色になる。雌蕊は2-5個。果実は袋果となり、種子は径2mmになり、褐色で表面はなめらかである。
 可憐な花は人気が高く、現在は、乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になっている。セツブンソウの自生地として有名な場所は、埼玉県小鹿野町、栃木県栃木市(星野の里)、広島県庄原市(総領地域)、山口県岩国市などがある。
関西では丹波市の青垣町、丹波篠山市林縁に自生地があるとのことである。
2022年2月19日に丹波市の江古花園(丹波市青垣町東芦田981)森のせつぶん草(丹波市青垣町小倉(森地区)及び遠阪せつぶん草(丹波市遠阪地域)に行ってみた。
先ず森のせつぶん草については雪の中に埋まっていたので確認できなかった。あおがき観光案内所の方の説明によれば遠阪せつぶん草は森の節分草より北にあるのでおそらくは雪の中に埋まっているらしいとのこと。そこで江古花園のみみてきた。ここもコロナの関係で節分草のお祭りは中止とのことで小屋の中には人がいなかった。土手のところにわずかに節分草がわずかに咲いていた。