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                   更新:2019年8月24日

大江山

大江山(おおえやま)は京都府丹後半島の付け根に位置し与謝野町、福知山市、宮津市にまたがる連山である。標高832m。別称、大枝山・与謝大山・千丈ヶ嶽。 酒呑童子伝説で知られる。また、雲海の名所としても知られている。2007年(平成19年)8月3日には丹後天橋立大江山国定公園として国定公園にも指定されている。新・花の百名山に選定されている。全体を大江山連峰と呼ぶため大江山と呼ばれる頂上をもった峰があるわけではない。連山には北東寄りから鍋塚(なべづか、763.0メートル)、鳩ヶ峰(はとがみね、746メートル)、千丈ヶ嶽(せんじょうがたけ)、赤石ヶ岳(あかいしがたけ、736.2メートル)と呼ばれる峰がある。このうち、千丈ヶ嶽が最高峰で832.5メートルの標高があり丹後地方最高峰である。千丈ヶ嶽には二等三角点「千丈ケ岳」、鍋塚には三等三角点「大江山」、赤石ヶ岳には三等三角点「赤石岳」が設置されている。登山口としては与謝野町、宮津市、福知山市大江町がある。 地質学的には地球の深部から隆起した地層で超塩基性(蛇紋岩)の岩盤を持つ。金属鉱脈が豊富で周辺には金屋など金属にまつわる地名が多く見られる。古くから鉱床があることは認識されていたが、大江山北西山麓の与謝野町(旧加悦町)において日本火工(日本冶金工業の前身)の子会社が1934年(昭和9年)に探鉱を開始し、低品位ながら無尽蔵のニッケル鉱石があることを確認した。その後、1938年(昭和13年)から1940年(昭和15年)にかけて大江山の鉱石を製錬する実験を試みた結果ついに成功し、1940年(昭和15年)6月からフル操業を開始した。当初の製錬は大江山から遠く離れた石川県七尾の元セメント工場で行われたが、太平洋戦争のための兵器製造に不可欠なニッケルを大量に確保するため大江山から近い、日本海に面した与謝郡吉津村(現在の宮津市)に新しい製錬所を建設し、そこへ専用鉄道(かつての加悦鉄道と日本冶金工業専用線)で輸送し、製錬した。
また大江山東側山麓の福知山市(旧大江町)佛性寺には河守鉱山(こうもりこうざん)跡があり、日本鉱業により1917年(大正6年)から1973年(昭和48年)まで銅、クロムおよび少量の銀の採掘が行われていた。主な鉱石はキューバ鉱、黄銅鉱、クロム鉄鉱、および磁硫鉄鉱などである。
大江町(おおえちょう)は、かつて京都府加佐郡に存在していた町。2006年(平成18年)1月1日に天田郡三和町、夜久野町とともに福知山市に編入されて消滅した。
鬼の交流館がある。
2019年9月28日神戸新聞社の登山ツアーで現地へいった。
大江山は鬼獄稲荷神社まで車(バス)で行きそこから千丈地獄(大江山)鳩ケ峰、鍋塚、鬼の岩屋、航空管制塔(ここは伊丹空港の目印になるところである)と歩いてバスで帰った。
少しアップダウンがあるが、ダウンのところはすべりやすかった。

鬼獄稲荷神社 鬼獄稲荷神社の周辺
さあ大江山にのぼるぞ 大江山山頂
     
鳩ケ峰    鍋塚山 
     
 航空管制塔   大江山から氷ノ山を望 む