更新;2020年6月8日

高取山(たかとりさん)は、兵庫県神戸市須磨区と長田区の区界に存在する山である。標高328 m。「たかとりやま」とも呼ばれるようだが、地元民は「たかとりさん」と称している。六甲山地の山の中では西側に位置し、六甲全山縦走路のうちの一つである。
古名は「神撫山(かんなでやま)」という。現在は高取山と呼ばれているが、長田区の民話においては山全体が水没した際に大きな松に絡んだタコを捕獲したということから「タコ取り山」と名づけられたという説がある。また、昔には鷹が巣をかけることがあり、その鷹を捕獲する山の意味で「鷹取山」と呼ばれていたものが、江戸時代中期以降、山麓地域への年貢の賦課の厳しさから、「鷹」を「高」に変えたなどともいわれる。 主な登山ルート:妙法寺 - 高取山 - 丸山・長田・板宿
妙法寺より市街を抜けて横尾山へ、丸山からは鵯越を越えて菊水山へと登山するルートがあり、高取山のみ登山するのではなく縦走する登山者も多い。最も多く、かつ一般的に利用されているルートは、高取神社の参道でもある長田・西代・板宿方面からの山頂往復で、このルートは比較的整備されている。
ただ、高取山は禅昌寺方面から登るルートは高御位山のように岩山になっている。山岳関係者は練習としてこのルールを利用することがある。登れば頂上付近にでてくる。

2020年4月20日 まだコロナの自粛がはじまったころ、一度のぼってみたい山 高取山(長田区)に縦走コースをとおってのぼってみた。頂上付近ではゴウダソウがきれいであった。板宿におりてきたら、街路には八重桜がこれもまたきれいにさいていた。




2020/4/20歩いたコース 5.5km



ゴウダソウ ゴウダソウの群生
これは何? 頂上近くのゴウダソウの群生

2020年6月7日育英高校の東側の高取山登山口から少し登り、高取大明神を左折し、高神瀧にいき、それをこえて高取山に登った。でてくるところは安井茶屋のところである。そこから全山縦走の道をとおり、萩の寺等におりてきた。


2020/6/6に歩いたコース


   
平田公園    高取大明神 (ここを左折)
     
高神の瀧    高取神社 
     
北向八幡神社    萩の寺 
                   

那須与一の墓


那須与一は源平合戦に際し、北向八幡神社を守護神として源義経に従い数々の戦陣に加わったとされ、屋島の合戦で扇の的を射落とし賞賛を得た若武者。晩年に与一はこの地にお礼参りに訪れますが、病のためになくなったと伝えられています。この墓にお参りすると年老いてもシモの世話にならないとの言い伝えがあります。
また、道路を東側には与一を祀った那須神社と与一が信仰していた北向八幡神社があります。

那須与一公の墓     
   

               妙法寺村の弘法の井戸


むかし1500年ほど前の話です。夏の暑い一日でした。妙法寺村のとあるあぜ道をみすぼらしい姿をしたお坊さんが歩いておりました。昼間のことですから喉が渇いたお坊さんは野良仕事をしているお水をいただけないか いとたのみました。村人は家にある水がめから水をくんできてそのお坊さんにさしだしました。お坊さんはたいそうよろこばれました。しかしこの妙法寺村には湧き水のでるようなところもなく飲み水には困っていました。その上むかしからのあいつぐ税や役苦しめられていました。その話を村人から聞かされたお坊さんは大変心をいためられました。そしてひとつふたつうなずくと手にしていたつえをトントンと大地につかれました。するとどうでしょう今まで土で覆われてその場所からきれいな水がコンコンと
わきでてきたのです。お坊さんはにっこりと笑うとひとり頷いて村から姿を消してしまいました。村の人たちはこの湧き水に対して大変喜びました。今まで水のことで悩んでいたのにこれでずいぶんと助けられることになるのです。
しかしこのお坊さんがだれなのかはわらりませんでしたがいつのまにかそれが弘法大師であると伝えられるようになりました。

 弘法の井戸