更新:2016年7月28日


地蔵川の梅花藻

 地蔵川は、居醒の清水などから湧き出る清水によってできた川で、大変珍しい水中花「梅花藻(バイカモ)」で有名です。水温は年間を通じて14度程度と安定しており、貴重な淡水魚である「ハリヨ」も生息しています。また、「居醒の清水(いさめのしみず)」は、2008年6月「平成の名水百選」(環境省)にも選ばれています。
 一つひとつの花の大きさは、小指の先ぐらい。 「梅花藻」という名の通り、 梅の花のような花弁です。バイカモは、キンポウゲ科の沈水植物。開花期は初夏(5月中旬)から晩夏(9月下旬)で、水温が年間14度前後の清流にしか生息しないそうです。地蔵川の水に手を浸すと、最初はひんやりとして気持ちいいのですが、10秒以上つけたままにしていると、ちょっとしびれてくるぐらいの冷たさです。

地蔵川 梅花藻