由志園

由志園(ゆうしえん)は、島根県松江市の大根島にある日本庭園。牡丹の栽培が盛んである他、高麗人参の生産地としても有名で、雲州人参ミュージアムを併設する。由志園の初代園主である門脇栄が大根島の観光開発を目的とし1975年(昭和50年4月)に開園した。園の名前の由来は、門脇栄が「決して利己を目的とするものにあらず、観光産業の推進こそ天恵に応える郷民の務めなり。その布石となればと願うなり。」という志しをたてたことから、門脇栄が自らでなく父親である由蔵の「由」をとって「由志園」とした。
園の面積は4万m2で、池をめぐり回る形式の庭園。特に5月のゴールデンウイークは牡丹や芍薬、藤の花が美しい。牡丹の館では年間を通して牡丹を楽しむことができる。園内にはタイプの違う4つの売店がある。また、郷土料理の食事処も4ヵ所あり、地元産の蕎麦から個室での会席料理まで幅広く対応している。郷土食材を使った「高麗人参豆腐鍋」や「鰻の大根島溶岩焼き」は特に人気が高く名物となっている。
新たな日本庭園の文化を創造すべく、園内中央部の池泉に5万輪もの牡丹の花を浮かべるイベント「池泉牡丹」をはじめ、毎年国内外のアーティストを迎えての企画展も行っている。さらに近年は、「霧の日本庭園」、100万球のLEDやコンピュータ制御された水中イルミネーションを使った「夜間庭園」、浮世絵のプロジェクションマッピング、ARアプリの開発、ホログラム、3次元立体音響など最新のテクノロジーを融合した企画を行っている。
由志園公式HP

由志園には2018年5月12日に行った。そのときは牡丹は最盛期をすぎていた。しかし園では工夫をし牡丹の開花をすばらしくさせていた。もともとこの付近は高麗人参の栽培が盛んである。しかし人参は出荷までに時がかかり出荷してもあと20年ほどは人参ができないといわれている。その間を牡丹栽培をおこなっているとのことである。


高麗人参の栽培風景 牡丹の栽培状況
日本庭園