2020年6月1日更新

屯鶴峯(どんづるぼう)は、奈良県香芝市にある奇岩群・奇勝。どんづる峯とも称す。
二上山の火山活動により火山岩屑が沈積し、その後の隆起によって凝灰岩が露出し、1500万年間の風化・浸食を経て奇岩群となった標高約150mの岩山。サヌカイトやザクロ石閃緑岩などの岩石が産出する。県天然記念物であり、金剛生駒紀泉国定公園の見所の一つである。
大東亜戦争中に造られた複雑な防空壕があることでも知られる。本土決戦を目前にした陸軍が航空部隊・航空総軍の戦闘司令所として建設されたもので、二つの壕に分かれている。
防空壕の一部は京都大学防災研究所附属地震予知研究センター屯鶴峯観測所として使用されており、地震予知研究計画の一環として地殻変動の連続観測が実施されている。

地元の看板より→屯鶴峯を訪ねる道(2020/5/30撮影)
金剛生駒紀泉国定公園の目玉である屯鶴峯の奇景を楽しむコース。
近鉄関屋駅を出発し、いくつかの住宅地を抜け小高い丘を越えて道を下ると国道165号線に出る。国道沿いを東方面へ小さな峠を越えてしばらく国道を行くと、近鉄南大阪線が前方にみえてくる。線路にそって大阪方面に右折し県道を上がれば屯鶴峯の南口にとりつく。
このあたりはコナラ、リョウブ及びモチツツジ等の広葉樹林だが、北側に階段を上り詰めると屯鶴峯の核心部に到達する。灰色の凝灰岩が山肌に広がり、珍しい景色が来訪者の目を楽しませる。再び南口に下ってから県道を大阪側に上り穴虫峠を過ぎてしばらく行くと二上山の登山口にとりつく。入り口周辺は果樹園だが、急な尾根道を上がり下りしながら林の中を
縦走し二上山に登る。二上山の雄岳と雌岳の鞍部から東へ下るルートをとれば、山麓の田園地帯を抜け近鉄二上山に着く。二上山かの雄岳から南へ下るルートを取ると、竹内峠、平石峠、岩橋山を抜けて葛城山、金剛山に向かうダイアモンドトレールが続く。



2020/5/30現地へいきました。私は近鉄二上山駅から行きました。県道703号線沿いに4~5台の駐車場と小さなトイレがありました。近鉄二上山からきて道路の右手にあります。道路から30mぐらい奥まったところにあります。



どんづる峯は奈良県
の天然記念物である




2020/5/30撮影
どんづる峰を見学入り口 どんづるぼう
どんづるぼう どんづる峰